自動車ローンを2ヶ月滞納したらどうなる?

2015年7月15日

saisokurenraku

自動車ローンを滞納するとローン会社から督促の連絡がくる
自動車は土地や家ほどではないにしても非常に高額の買い物になるため、多くの自動車の所有者が自動車ローンを組んだ上で購入しています。

自動車ローンを組むと、自動車の使用を開始した後は毎月決められた日に決められた金額を返済していかなければなりませんが、多くの人はローン会社との契約通りに返済しています。

しかし、中には返済期日を守らなかったり、返済するだけのお金が用意できないなどの理由で「滞納」をしてしまう人もいます。自動車ローンの支払いを滞納させてしまった場合は、契約したローン会社からの電話か郵送による督促がはじまります。

最初の督促は内容は

指定の銀行口座から引き落としができなかったので、再引き落とし日までに銀行口座に必要なお金を入金して下さい

このような内容で、この段階でローン会社からの求めに応じて返済に必要なお金を用意できれば、本来返済すべきお金に加えて遅延損害金や郵便料金も支払わないといけません。

特に大きなペナルティーが課されることなく督促が終了します。

しかし、お金の準備が遅れたり、故意に応じなかったりすると、督促の内容が徐々に厳しい内容になっていき、購入した自動車の引き上げの可能性を含んだ内容になっていきます。

ローンの滞納が2ヶ月続くと自動車を強制的に引き上げられる

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自動車ローンを滞納させてから2ヶ月以上経過すると、ローン会社は期限を明確に区切って、

期限までに滞納分や遅延損害金などを含めた全てのお金を入金しなければ、契約に基づいて自動車の引き上げを実施する

というような内容の通知を行ってきます。

自動車ローンを組んで自動車を購入した場合、大抵は自動車の所有者の名義がローン会社になっています。

そのため、自動車の所有者としての権利を行使し、自動車をいったん所有者であるローン会社のもとへ戻す措置を行うことは当然に可能となっています。

ただし、ローン会社が期限を区切っていても、滞納者側がお金の用意ができそうな日を伝えれば、ローン会社はその日を過ぎるまで自動車の引き上げを実行することはしません。

また、期限を過ぎていても1~2日程度であれば待ってくれることもあります。自動車の引き上げ時期を明確にされても、返済が行われない、あるいは返済の意思を見せなかった場合は、ローン会社が手配した業者によって自動車の引き上げが実施されます。

購入者の意思に関係なく自動車を自由に使えなくする差し押さえとは異なり、「引き上げ」の措置は購入者とローン会社で話し合って日時を指定し、購入者本人の立ち会いのもとで実施されます。

この後、引き上げられた後に滞納分を全て返済すると、自動車は戻ってきますが、返済に応じなければさらに厳しい督促が実施されます。なお、自動車の引き上げが行われるまでに至る滞納期間はローン会社によって異なっており、中には1ヶ月半程度で引き上げを実施する業者もいます。

自動車を引き上げられても滞納を続けた場合はどうなるか

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自動車を引き上げられてもローンの支払いがない場合は、主に2つの措置をとります。

1つ目は

  • 自動車を売却して得た代金をローンの残債と相殺する措置

この場合、売却代金でローンの残債がなくなることは殆どないので、ローンの組み直しを行って購入者に残債の支払いを求めていくことになります。

2つ目は

  • 購入者に対してローンの一括返済を求める書面を送付する措置

一括返済に必要な金額の中には、「遅延損害金」などのペナルティーとして支払うお金も全て含まれます。

当然、一括返済の求めに応じて全額支払えば、引き上げられた自動車が売却されていない場合は返却されますが、延滞させるような人は一括返済できるだけのお金を持ち合わせていないことが殆どです。

そのため、ローン会社は一括返済を求める書面を送付した後は、すぐに次の段階に移行します。これら2つの措置が行われたのにもかかわらず、購入者が返済に応じない場合、ローン会社は購入者がローンを踏み倒す意志があるとみなし、裁判所に支払督促の申立てを行います。

申立てを受理した裁判所は購入者に対して書面を送達し、期限までに残債を支払わない場合には、強制執行の手続きに入り、財産の差し押さえを行います。差し押さえの対象となる財産は主に「給与」ですが、生活の維持に最低限必要となるもの以外はほぼ全てが差し押さえの対象となり得ます。

ローン会社が引き上げた自動車の売却を行っていなかった場合は、強制執行時に自動車が差し押さえられる可能性が高いです。

また、ローンの返済を延滞させると、「信用情報機関」に延滞情報が記録されます。一度この情報が記録されると、新たにローンを組んだり、お金を借りたり、クレジットカードに入会することができなくなってしまいます。

自動車ローンの返済を滞らせた場合のペナルティーは延滞が長引くほど重くなるので、返済日までに支払えない場合はローン会社などと相談して早めに解決しましょう。